宇宙のスケールに思う
今から約7万年前、太陽系からおよそ8兆キロの距離を1つの恒星が通過した・・・という話。
7万年前・・・・・つまり、25,550,000日前
8兆キロ=約0.8光年、いわゆる光の速度で約7ヶ月弱かかる距離が、史上最大の危機的な「接近」だったらしい。
今後、最も太陽系の近くを通過すると思われる星はローグ星というらしいが、この星は今から24万年~47万年の間に太陽系に接近するのだという。
24万年~47万年って、スパンが「23万年もある」と言えばいいのか「23万年しかない」と言えばいいのか・・・・・
まあ、でも、地球誕生から46億年と聞けば、24万年なんて一瞬の出来事だ。
まさに宇宙のスケールというのは、僕の中にある「距離と時間」の概念を粉々に破壊してくれる。
天文学はチンプンカンプンだが、この壮大なスケールのおかげで、救われてきたことも何度かある。
夜空にきらめく星を眺めているだけで、自分の悩みなんてちっぽけなものだと。
僕の命だって、みんなの命だって、宇宙が瞬きするかしないかのうちに消えてなくなるものだ。そうだ、この一瞬、一瞬、地球に生きている「今」を大切に生きていこう。
宇宙のスケールは、僕をそういう気持ちにさせてくれる。