僕が死ぬまでに書き残しておきたいこと

諸行無常、日々ふと思ったこと、後世に残しておきたいことを不定期に綴ります。

いろはにほへど ちりぬるを♪

諸行無常 是生滅法
消滅滅已 寂滅為楽
(涅槃経より)

 

色は匂へど 散りぬるを...
我が世誰ぞ 常ならむ
有為の奥山 今日越えて
浅き夢見じ 酔ひもせず
(いろは歌)

 

この二つは、同じ意味合いの事を言っている。以下、訳文(自己流)。

 

「香り豊かに美しく咲いている花もやがて散ってゆく。いつまでも若いつもりでいても人間も必ず老いてゆく。知らぬ間に年をとり、ついには死にゆくものなのだ。全ての動物や植物も、石や鉄も、星や太陽も、そしてこの地球も永遠ではない。それが自然の道理である。宇宙万物を構成している物質はどんなに変化しても、そのエネルギーの量は一定不変なのである。人間をはじめ、全てのものは因縁により新陳代謝を繰り返しているだけである。この真理に気がつけば、儚い命を嘆いたり、浅ましい夢や欲望に駆られて他人を傷付けたり、煩悩の迷いに振り回されたりすることはない。今ここを生き抜くという信念の下に、日々穏やかに過ごしていけるのだ。」